平野歩夢 平野海祝が貯めて発揮したチカラ

  • 2021夏、東京オリンピック男子スケートボード(パーク)出場
  • 2022冬、北京オリンピック男子ハーフパイプで金メダル獲得
  • ソチ、ピョンチャン銀メダルを経て、常人には想像不可能な障害を乗り越え、幼少期からの夢の達成
  • 弟との同時オリンピック出場(同時決勝進出)
  • S・ホワイトからの王位継承
  • 『人類史上最高難度のルーティン』完遂
  • ジャッジへの怒りを見事に晴らす、極上のリベンジ劇完成

至高の達成感満喫中を想像させる、平野歩夢選手(以下 「歩夢選手」)

  • ソチオリンピックで、兄の勇姿目撃
  • 本気で兄を追いかける道の選択
  • 出場が叶わなかったピョンチャンオリンピック
  • 北京オリンピック選考レースでの出遅れ(残り2戦時点で派遣標準記録未達)
  • オリンピック代表を掴んだ後、X GAMES等での、登り調子
  • 兄との同時オリンピック出場(世界TOP10入り)
  • 世界のトップ12に入り、高さを追求した滑りで、『世界最高到達点記録 7.4M』を表現

極上の自己実現感満喫中を想像させる、平野海祝選手(以下 「海祝選手」)

そんな平野兄弟が、数々の障害の中で貯めて、培って、発揮したチカラを検証

目標設定力

目標設定力

  • 過大過小ではない、適切な目標を設定する力
  • 自らを奮い立たせる、明確な到達地点を設定する力

 歩夢選手の目標設定力

『人類史上最高難度のルーティン』と表現された決勝の滑り。

「いつの段階でこのルーティンを決めていたのか?」 → 「東京オリンピック終了後すぐ」

コロナ禍により、1年延期になった東京オリンピックを経、巨大な焦りや不安が襲いかかった事が想像できる中、心を整え、明確な到達地点をイメージした上でのスケートボード再始動。

感覚を取り戻せず、すぐには結果が出ない中、ぶれる事なく目標達成へ突き進む。

 海祝選手の目標設定力

身近な存在の活躍、躍動に刺激され、「オリンピック出場」に目標設定。

現実の厳しさを想像できるはずのない、少年期の決意に押しつぶされそうになった事が想像できる中、兄や世界との違いを知り、「高く美しいライディング」の表現こそが、目標である、オリンピック出場につながると信じ、見事に実行、実現。

準備力

 歩夢選手の準備力

「準備するべきものは何か?」「いつまでに準備しないといけないのか?」を明確にした上で、

『フロントサイドトリプルコーク1440』『フロントサイドダブルコーク1620』の準備開始。

オリンピックの場において、

  • 順調に得点を伸ばし、余裕がある状態の自分
  • 他選手を追いかける立場に置かれ、追い詰められた状態の自分
  • 演技を決め切る事ができず、一発逆転を狙わないといけない状態の自分
  • 自己評価と採点が一致しない状態に置かれた状態の自分

これらをイメージしつつ、そもそも難易度が高過ぎ、完全な準備を整える事が不可能な中、北京入り後も成功のイメージを高め、準備を続ける。

(トリプルコーク1440の練習 30~40本/日 多い時で50~60本/日)

そして、決勝の舞台で、『人類史上最高難度のルーティン』を表現

 海祝選手の準備力

「誰よりも高く美しいエア」を準備するにあたり、

  • できるだけ高い地点への着地
  • できるだけ早い時点での、横ブレ解消と前方向への推進
  • リラックスした状態での助走
  • ベストの踏切タイミング
  • ひねり、回転、グラブを入れるタイミング

これらをイメージしつつ、怪我のリスクを負いながら、試行錯誤を続ける

そして、決勝の舞台で、『世界最高到達点記録 7.4M』を表現

分析力/なにくそ力

分析力

  • 先入観を排除し、良悪両面を含んだ情報を受け入れて比較検討する力
  • 様々な角度から事実のみを冷徹に抜き出す力

 歩夢選手の分析力/なにくそ力

決勝1本目

準備を重ねたトリプルコーク1440を成功させ、『異次元ですね。この高さ』と言わしめるが、4つ目の着地に失敗。33.75点

決勝2本目

手応えを感じ、改善点をあぶり出し、「必ず結果を出す」と臨んだ2本目。

フロントサイドトリプルコーク1440 ー キャブダブルコーク1440 ー フロントサイドダブルコーク1260 ー バックサイドダブルコーク1260 ー  フロントサイドダブルコーク1440

目標に定め、準備を尽くしたルーティンを完遂させるが…、

『やばいっ!』『人類史上最高難度のルーティン』と言わしめるが…、

前走 S・ジェームズ選手を下回る、91.75点!

アメリカジャッジ89点 カナダ・スイスジャッジ90点 フランスジャッジ92点 日本ジャッジ95点 スウェーデンジャッジ96点

(90+90+92+95)÷ 4 = 91.75  (2022 02/13 世界で炎上中)

決勝3本目

  • 「どうして得点があんなに抑えられた!」
  • 「少なくとも前走選手よりは上だろっ!」
  • 「どこ見てんだよ!」
  • 「このままなら、3大会連続銀メダルだ!」
  • 「あれが(2本目)評価されないのなら、どうすればいい?」

そんな心境、状況に追い詰められた3本目。

不完全ながら、準備を重ねた、フロントサイドダブルコーク1620 を取り入れるか否かを迷うが、

  • フロントサイドダブルコーク1620の完成度・信頼度・リスク
  • フロントサイドトリプルコーク1440の信頼度・改善点
  • 他4つのトリックの信頼度・改善点
  • 2本目ルーティンへの自信
  • 「2本目以上の出来を生み出し、ジャッジに突きつけてやる」

様々な要素を抜き出して分析し、怒りの感情を『なにくそ!』『見せてやる!』『やってやる!』に転換し、2本目と同じルーティンを選択。

2本目以上の高さ、流れを生み出し、96.00点!!

フランス・スイスジャッジ95点 カナダ・アメリカジャッジ96点 日本ジャッジ97点 スウェーデンジャッジ98点

(95+96+96+97)÷ 4 = 96.00

歩夢選手・海祝選手が、発揮したチカラの源泉

歩夢選手のチカラの源泉

  • 『挑戦』『チャレンジ』
  • 賢く冷静な要素を育んでくれた、御家族、周囲
  • プロセスを重視し、一歩一歩進むメンタリティ

海祝選手のチカラの源泉

  • 『近づくのを諦めない』
  • 素直で愛される要素を育んでくれた、御家族、周囲
  • 賢さを含んだ反骨心

今後の為に求められるチカラ

歩夢選手に発揮して欲しいチカラ

東京オリンピックと北京オリンピックの並行準備 ー 東京の代表枠競争 ー 東京出場 ー 北京での勝利の準備 ー 至高の達成感

未だ23歳にして、オリンピック出場4回を達成し、限られた時間の中での準備、目標達成。

心身ともに疲れていないはずはない。(自覚が無いかもしれないが)

メンタル面での強さには、圧倒的自信を持っているように見受けられるが、

何はなくともまずは…

道草力

  • 心や体を積極的に休ませる力
  • 自分を癒すリラックス法を作り、実践する力

海祝選手の発揮して欲しいチカラ

緊張、緊迫の代表枠確保競争を経て、オリンピック出場という夢を叶え、心身ともに疲れていないはずはない。

お兄さん同様、

何はなくともまずは…

休息力

その後、新たな目標を設置する、目標設定力

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